2009-12-26
by Yla

葡萄畑プレゼンツ BANDA PLANETARIO

12月20日に行われたライブのレビューログをひとつ。

 

10月27日新宿ロフトで行われたライブに引き続き、
BANDA PLANETARIOと葡萄畑のライブを見に行ってきた。
(バンドの解説や、その時のライブの様子などは、こちらのブログ「葡萄畑の夜」を)

 

この日のイベントは和久井光司氏仕切りということで、浅草橋にある小ぶりのライブハウスで行われた。

出演は和久井さんのバンド「the BMW」に、「葡萄畑ご一同様」、
そしてスペシャルゲストに「泉谷しげる」というラインナップ。

どうやら、10月のロフトで共演した和久井さんから葡萄に声がかかり、
11月和久井さんが音楽プロデュースを務めた「エレック唄の市2009」をきっかけに、
泉谷しげる氏が急遽、乱入参加という形になったらしい。

ちなみに、同じくロフトでの共演をきっかけに、BANDA PLANETARIOの紅一点バイオリン
「アッキー」こと秋久ともみちゃんは、「エレック唄の市2009」から泉谷氏のバッキングに参加している。
音楽家のつながりってのは、なかなかあなどれませんね。

 

 

まずはBANDA PLANETARIO登場。左からアッキー、吉井くん、あおちゃん、よっちゃん。

2度目のバンプラ体験。
前回のブログでも書いているように、どこかヨーロッパあたりのロードムービーを想い起こさせる
叙情的で牧歌的で、日向のぬくもり系で、酒場の片隅系なインストルメンタル・ミュージックの数々…。
うーん、やっぱ、グッドですね。

欲を言えば、数曲でいいから唄モノ、それも、ちょっとこなれた感じの
女性ボーカルなんかが入るとたまんないだろうな、、、と思わせる。
どっかにいないか、和製テレーザ・サルゲイロ。(Madredeusですな)

 

 

続いてオリジナル葡萄畑メンバー、佐孝さん、本間くん、マイケルが加わり、葡萄畑2009に変身。

ドラムのマイケルがリハーサルが出来なかったらしく、いきなりドカドカ始まり、
メンバー一同あっけにとられる一幕もあったが、そこはご愛嬌。

なんせ、前回ロフトでは、ドラムがなくてダンボール叩いてたんだもんね。

そんな感じで始まったステージ、青ちゃんのぐだぐだMCをはさみつつ、
いつものなごやかなムードで、微妙にもりあがり、
「お嬢さんおてやわらかに」「夕飯は御仕舞」など、数々の幻の名曲を披露した。

 

写真はアッキーの後ろに謎のアコーディオン弾き佐孝さん、
吉井くんのギターネックで顔がかくれた本間さん、
ステージ奥でぜんぜん見えなかったマイケルがその後ろにいる筈、、、。

 

個人的には僕がその昔、葡萄畑解散後のあおちゃん佐孝さんとやっていたテクノバンド、
「Metropolis」時代にもレパートリーにしていた隠れた名曲「ねじれ男」が、
ものすごくナツカシうれしかった。

だいたい葡萄畑の存在自体が隠れているもんだから、
そんな彼らのレコードにもならなかった隠れた名曲となると、隠れてるは隠れてるはで、
まるで重箱の隅をつっついても見当たらなくて、なんだ、ふたの裏にくっついてたじゃないの!
くらいのレアな曲である。

でも、ホント良い曲です。いつか、なんとか世に出ないかな、、、。

 

こんな感じの葡萄畑 プレゼンツ BANDA PLANETARIO、
次回のライブは来年2月、あおちゃんの地元、国分寺方面でやるそうです。

 

 

さて、イベント自体のトリを飾ったのは、当然、泉谷しげる氏。

唄の市の九段会館同様、カンレキをモノともしない暴れんボー!なステージを繰り広げたが、
なんせハコが小さいぶん、その破壊力は2倍にも3倍にも膨れ上がっていた。

こちらも、あー面白かった。

 

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