2011-12-17

新人ドライブの練習

今年のお正月は1号の実家(姫路)へ部長と新人エルモを連れて帰省する。
部長は小さい時から車に乗り慣れていて、ロングドライブにはまったく問題なし。
車の中でもとても大人しく手間はほとんどかからない。
が、新人エルモは初めての長距離ドライブ。今まで近所の獣医さんまでしか行った事がない。
いきなりの帰省では何が起こるか分からないので、その前に予行演習をする事にした。

 

まず、ハーネスを買って家の中でこのベストのようなものをつける(着る)事に慣れさせた。
もしかすると、サービスエリアでリードにつなぎお散歩でもさせた方が良ければ、、、と思っての事だ。
ちょっと変な歩き方になるけど、すぐに慣れて気にする素振りもなくリラックスしている。

 

何となく良い感じなので近所の海岸まで行ってみる事にした。

 

車に乗っている間はずっと落ち着かず鳴き続けていた。
少し外を歩かせてみようとリードでつなぎ外へ出た。
ハーネスをつける事は平気だけど、リードで引っ張られる事にすごく抵抗して、
脱げるはずのないハーネスからするりと身体を抜き、
近くの丘に駆け上がって藪の中に逃げ込んでしまった。

 

そこは腰よりも上まで雑草が生い茂り、人は奥まで入って行けない。
名前を叫ぶと遠くで「ニャア」とは聞こえるが、姿は見えない。
しばらく名前を呼び続けると、やっと姿を現した。
少しずつ近くまで来て、捕まえようとするとまた藪の奥に行ってしまう。 その繰り返し。

 

こっちの心配をよそに本人は楽しく遊んでいるとしか思えない。
でも遊んでいる場合じゃない。暗くなる前に捕まえなければ、、、。
お家のまわりなら心配しないけど、初めて来たこの場所でこのまま迷子になったら、
もう捕まらないだろう。

 

どうやらこの藪から動く様子がないので、そこは1号にまかせて近くのコンビニへ猫缶を買いに行った。
こうなったら、エサで釣る作戦だ。
で…これが大成功!!無事、身柄確保!
あー、心配した…。

 

1号は追い駆ける途中で転び、その上藪の雑草で引っ掻いて傷だらけ。
部長も藪に沢山あったイガイガのひっつき虫を身体中にくっつけて、可愛そうな姿になっている。
一方、みんなにこんなに迷惑や心配をかけた本人は久しぶりに外で遊んで満足そうだった。

 

 

それからしばらく我等も何が悪かったのか反省し、昨日無謀にも再びチャレンジ。
今度は、田んぼで囲まれていてまわりにはほとんど死角がない、だだっ広い公園へ。
車の中では最初のうちは少し鳴いていたが、しばらく走っていると大人しくなり
助手席の足元やシートの下に潜り込んで丸まって寝ている。
ずーっと鳴き続けるのかと心配したけれど、この様子なら平気そうだ。

 

公園では、やっぱりリードは苦手でほふく前進みたいな可笑しな歩き方になってしまうけど、
この前のパニック状態とは違って随分落ち着いている。
でも何とかして逃げ出すんじゃないかと危なっかしくて、まだまだお散歩は諦めた方が良いかも知れない。
本人は知らない場所をリードで歩くくらいなら、車の中の方がリラックスできるみたいだ。

 

部長はへっぴり腰の新人を心配?

 

今回は逃亡もせず、無事に帰還。

新人は、慣れないお散歩で疲れたのか、帰って来たら、ハーネスをつけたまますぐにお眠ちゃんでしたとさ。

関連記事