お祭り
9月13日は一宮に引っ越して初めての地元のお祭りだった。
「上総十二社祭り」、別名「上総はだか祭り」と言われるこのお祭りは、
平城天皇の御代・大同二年(807)創始と伝えられ、
ご祭神玉依姫命とその一族の神々が由縁の釣ヶ崎(つりがさき)海岸で
年に一度再会されるという壮大な儀礼だそうな。
1号も衣装一式を揃え、お祭りデビューを果たした。
ここのお祭りは基本的には上下白のお祭り装束で何と地下足袋も白。
それぞれの地区は色で分けられ、我ら綱田地区の色は黄色なので黄色のハチマキやタスキなどをする。
そして、その爽やかないでたちでお神輿を担ぎ、浜を疾走する。ダッシュだ。
お神輿を担いだままダッシュするなんてちょっとビックリだ。
当日は、午後に神社に集結。
でも、その前にお隣りさんにおよばれ。
幼馴染の親友マサエもお泊まりに来たので、一緒にお祭りを祝う。
以前、お隣りのお母さん(イクちゃん)に「この辺のお祭りはどういうふうにするの?」と聞いたので、
飾り寿司などご馳走を作ってワタシに教えてくれたのだ。
本業の梨園が忙しい時期にも関わらず、相変わらず優しい。
こんな可愛い飾り寿司を自分で作るなんて、ワタシには当分無理。
今年はほとんどお手伝いできなかったので、せめて、来年は一緒に作ってお勉強するぞ!
さて、ここの若旦那の武男お兄ちゃんはお祭りのベテラン。
一緒に神社に行ってくれるので1号も心強い。さあ、いざ着替えて出陣なのだ。
お兄ちゃん所有のデコトラもお祭り仕様に変身!
このデコトラが我が地区の公用車に任命され、これならどこにいても目立つからすぐ発見できる。
お神輿がある椎木玉前神社に到着。ここからは二基のお神輿が出発する。
この日は猛暑。部長早くも暑さにバテ気味。
ぞくぞくと集結。可愛い女の子もたくさん参加。疲れた男子達の活力源だ。。
我社両隣り集結。左:武男お兄ちゃんと右:清永くん。
清永くんは「NGR」というサーフブランドをやっていて、
お祭りの担ぎ手不足解消の為、この日も45名を集めた強者だ。
武男お兄ちゃんが青年団長だとすると、清永くんは特攻隊長といったところか。
この頼もしい両隣りさんのお陰で、1号は初参加ながらとても気持ち良く参加できたようだ。
ありがたい。
さあ、手打ちをしていよいよ神社を出発し、海岸の釣ヶ浜祭典場へ向かう。
大勢が待ち受けた海岸に各地区の神社から神輿が集まってくる。
浜を走り、息を合わせ空に向かって神輿が舞う。
神馬も浜を駆け抜ける。
夜、神社に戻る前に商店街に集結し、その後神社の周りをまわり、終了した…らしい。
…と言うのは、ワタシはそれに間に合わなかったのだ。
海岸の後はしばらく時間が空くので、久しぶりに会った親友と寄り道をしておしゃべりしていたのだ。
地元の人に聞いた時間の前にはちゃんと神社に行ったのだが、
予定より早く終ったらしく、その時間にはすでに人気は無く、解散した後だった。
夜の写真が極端に少ないのは、そういう理由。
半泣きで家に帰ると疲れ果てた1号がぐったりと玄関先で待っていた。
来年こそは絶対にリベンジするぞ。
夜のお神輿も追いかけるぞー!