2023-09-06
by Yla

Imitation!

9月2日に葡萄畑の50周年記念ライブが行われたので行ってきた。
でも今回はライブの話ではなくて、、、。
 
ライブはもちろんだけど、そのライブ後などで
いつも会う人達や、珍しく会う人達と出来るおしゃべりも
葡萄畑ライブのお楽しみのひとつだ。
 
さて、そんな中でも、今回一番驚いたのが今井裕さんとの邂逅!
ご存知、元サディスティック・ミカ・バンド、
元イミテーションの今井さんである。
エディター/ライターの市川さんに顔つなぎをしていただき、
初対面ながらいろいろとお話をさせてもらった。
 
市川さんは二人が当然面識があると思っていたようなのだが
それはなぜかと言うと、かつて僕が、それこそ40年以上前に、
イミテーションのレコードジャケットを数枚
手掛けさせてもらっていたからなのだった。
 
シングル「恋の片道きっぷ」1981年
アルバム「Muscle And Heat」1982年
12インチ「Thermo Limbo / Exotic Dance」1982年
がその3枚。
 

「Muscle And Heat」1982

 

「恋の片道きっぷ」1981

 
ではなぜ、その時僕が今井さんと会うことがなかったかのかと言うと
当時、これらのジャケットの仕切りは
アート・ディレクターとして立った中村直也が行っていて
ミュージシャン、レコード会社側とのやり取りは直也経由で行われたため
結局僕は今井さんとも会うことがなかったのだった(残念)。
 
しかし、不思議なことはあるもので
40数年後ひょんな所で、こうしてばったりと
お会いすることが出来るというから、世の中は面白い。
お話を聞くと、僕のやったジャケットに関しても
よく覚えていただいているようで、素直にうれしい。
 
ちなみに「Muscle And Heat」は、
再発アナログ盤が2年前にユニバーサルミュージックより発売されたとのこと。
伺うと、当時のままのジャケットもなかなか評判が良いとのことだが、
「なんでか分からないけど、、、」とは今井さんのお言葉(笑)。
ま、いずれにしても微力ながら、お力になれたことを祈るばかりである。
 

手つないで写真撮ったりして、、、照れてます。

 
それにしても、今回これを書くので「Muscle And Heat」聴き直したら
ムチャクチャかっこいーな、これ。
Talking Headsにも参加したSteve Scales、Dolette McDonald、
サンディー、久保田麻琴らも参加していて
ニューウェーブからエスノ、アフリカン、ファンカラティーナへの流れが
ビシビシ感じられるダンスミュージックで今聴いてもシビれます。
 
 
ところで、このレコードには
赤城忠治氏も作詞で参加していたのを今回初めて知った。
赤城さんと、そんな話もしておけばよかったなー、
あとの祭りだけど。
 
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