ジャングル大帝
7月に公開された「MW」、10月に公開されるハリウッドCG版鉄腕アトムの「ATOM」、
それから今週末、フジテレビで放送されるアニメ「ジャングル大帝」と、
たてつづけに手塚治虫作品がリメイクされ話題を集めている。
手塚ファンとしてはうれしいばかりではないだろうか。
さて、その「ジャングル大帝」のお話。
僕には数ある手塚治虫作品の中でも、「ジャングル大帝」にちょっとした思い入れがある。
というのもある時期、この「ジャングル大帝」という作品と、
けっこう長い時間、面と向かって付き合っていたからなのだった。
レオと向き合い一年半。
つーと、ちょっとなんかもったいつけているが、
実は「ジャングル大帝」を題材にしたゲームの仕事を、一年半にわたってやっていたことがあるのだった。
一年半というけっこう長い期間、レオのことや、トミーのことや、ココのことや、パンジャのことや、
サバンナのことや、ジャングルのことや、フラミンゴのことや、マンドリルのことや、ムーン山のこと…、
そんなこんなを頭に描き続けていたような思い出がある。
ゲームはN社から発売される予定であった。
だがちょうどその時期、様々なゲーム機のプラットフォームが
次々に現れては消えるという過度期だったことも一因して、
なかなかうまく開発が進まず、結局そのゲームは完成を見ることもなく中断してしまった。
僕はそのゲームのアートディレクション、キャラクターの設定や背景デザインなどなどを担当していて、
結構いろいろと面白いことをやらせてもらっていたのだが、
それらは結局日の目をみることなく終わってしまった。
うーーーーん、今考えてもちょっと残念、、、。
その時の設定画とかをたまに見直したりすると、なんかもったいないなあ、、、と思ってしまう。
ま、そんなことを思い出しつつ、、、、
明日放送の「ジャングル大帝」を楽しみにしている。
僕らがその開発に関わったゲームもそうだったけど、「ジャングル大帝」を題材にはしているものの、
ぜんぜん原作とは違ったものになっているらしい。
それもまた、ある意味楽しみではある。
僕が当時描いていたゲーム用レオのスケッチ、、、、ぜんぜん似てない、、、、