2008-06-27

EURO2008 準決勝 第2戦

Finalを戦うのはドイツ、そして本日行われるロシア対スペインの勝者となった。

名将ヒディング率いるロシアの快進撃は止まる事を知らず、
ほとんど無名に近い選手達が優勝候補筆頭のオランダ相手に全くペースを掴ませる事無く、
自分達のフットボールでベスト4を勝ち取った。
これらの戦いぶりを見る限り、スペインにとって強敵なのは言うまでもない。

 

スペイン、アラゴネス監督が準々決勝でのPK戦5人目に指名したのは
アーセナルの若き司令塔セスク・ファブレガスだった。

 

現在21才になったばかりのセスクは、
16才でバルサのカンテラから名将ベンゲルに見出され、アーセナルに加入した。
そこで経験を積み、その後の活躍は知っての通りだ。
本年4月、イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)年間最優秀若手選手にも選ばれた。
しかし、これらの活躍を持ってしてでも代表ではスタメンに選ばれていない。
本人は様々なインタビューで公に不満を口にする事はないが、
かなり落ち込んでいる事は間違いないだろう。

 

そこで、このPKだ。
重要とされる5人目のキッカーを任せる事で監督は「信頼の証」を示し、
これを決める事でセスクは監督の気持ちに答えた。

 

以前アラゴネス監督は「監督とはある時は父親のような存在でもある」と言っていたが、
この決断は、監督としてはこれからの戦いに欠くことのできない
セスクの心の中に合ったかも知れない疑念を取り除く重要な意味を持ち、
父としては、有望な若き息子を励まし信じるという親心だったのではないだろうか。
そして、セスクはプレッシャーに負ける事無く、15才以来蹴っていなかったPKを決めたのだ。

 

更にこのPKは、これら全てを見守ってきたチームメイト達に欠けていた「団結力」をも
生む結果となった。

 

こうして、無敵艦隊スペインは鬼門と言われたベスト8の壁を破り、
新たな歴史を作るべく、チーム一丸となって準決勝へ挑む。

 

ワタシはこの瞬間を一瞬も見逃がさず見届けたいと思っている。

 

準決勝 第2戦

 VS

 

試合開始。

 

雨の中、スペインペースで進むが両者無得点で前半終了。

 

フェルナンド・トーレスに何度かチャンスは訪れるが、
ロシアDFに最後の最後で何とか止められてしまう。
辛抱してこれを続ければ、必ず得点に結びつくはずだ。
前半34分、FKを蹴った時に怪我をしたのか、ビジャが痛んでセスクと交代。

 

どんなにペースを掴んでいても、得点を入れなければ勝てない。
後半、何が何でも入れてくれ!!
セスク、ビジャの分まで頼んだぞ!!

 

後半開始。

 

後半に入り、高い位置からプレスをかけるロシアに対し、
華麗なパスワークで自分達のスタイルを崩す事無くプレーを続けたスペイン。

 

5分 イニエスタから飛び出したシャビに絶妙なパス!待ちに待った先制点!!

 

0-1

 

24分、アラゴネス監督、何を考えてか後1歩で得点というトーレスと
先制点を挙げたシャビに代えて、グイサとシャビ・アロンソ。
ここで交代枠を使い切る
ビジャの交代もあり、残り時間から考えると普通なら考えられない交代だ。

 

しかーーーーし!!!

28分 その代わって入ったグイサゴーーーーーーーール!!
セスクのワンタッチで上げた浮き球を右足のアウトサイドで合わせた
技ありの素晴らしいゴール!さすが、リーガ得点王!

 

0-2

 

アラゴネスじーちゃん、結果良ければすべて良しなのだーーーー!!!

 

37分 またもやセスクからシルバへスルーパス!シルバが決めて追加点!!
ダメ押し!!! ピッチ上の選手もベンチの選手も皆抱き合って勝利を確信するゴールだ!

 

0-3

 

ロスタイムは2分。

 

最後の最後にシチョフが意地のシュートを放つも
守護神 GKカシージャスがセーブ!!

 

試合終了!!!!

 

0-3

 

スペイン、決勝進出!!!!

 

美しいフットボールをすると言われたロシアはその姿を見せる事無く準決勝を終え、
スペインはその美しいフットボールを見せ付け、GL初戦に続き3点差でロシアを撃沈した。

 

決戦は日曜日。

どうかドイツとの決勝戦も、この美しいフットボールで勝利を掴んでくれ!

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