2008-06-25

EURO2008 Best-4

遂に準決勝を戦う4チームが決まった。
ドイツ、トルコ、ロシア、スペイン。
誰がこの顔合わせを想像しただろうか?

 

第1戦 ドイツVSトルコ

 

これまで奇跡と言われる戦いぶりを見せてきたトルコだが、
ここに至るまでに払ってきた犠牲はあまりに重い。
正GKのボルカンが2試合の出場停止処分で準々決勝に続きこの準決勝にも出られず、
この他、エムレ・アシュク、アルダ・トゥラン、トゥンジャイ・シャンルの計4人が出場停止。
その他には、エムレ・ギュンギョル、セルベト・チェティン、トュメル・メティン、
エムレ・ベロゾールの4人も怪我の為出場が危ぶまれている。
そして何より、これまでの奇跡の勝利の立役者FWニハトさえも怪我で離脱。
手術の可能性もある為、チームからも離れる事となった。
23人中、計9人(内6名は確定)が出場できないかも知れないのだ。
もはや「壊滅状態」とまで言われている。
これであのドイツとどう戦えと言うのだろうか、、、。
トルコのテリム監督は「控えGKをDFかFWで使うかもしれない。」と言っているとか。
でも、トルコは決してあきらめない。
このチームに諦めという気持ちがあるのなら、とっくに敗退していたからだ。

 

 

強豪ドイツはここにきて調子を上げてきている上、出場停止者もなく、
怪我のフリンクスさえも復帰できそうだ。
これで壊滅的なトルコに勝てなきゃ、強豪国、優勝候補常連国の面目丸潰れだ。

 

第2戦 ロシアVSスペイン

予選であのイングランドを敗退に追い込んだクロアチアとロシアが
共に準々決勝へ進み、その準々決勝でクロアチアはトルコに敗れたが、
ロシアに至っては優勝候補のオランダを破りベスト4まで登り詰めた。
準決勝ではグループリーグで1-4と大敗したスペインと再戦。
前回の敗戦を踏まえ、名将ヒディングがどう采配を振るうのか全世界が注目している。

 

 

スペインにとっては、あの勝利からたった16日後に行われる準決勝だ。
しかし、そのたった16日で見る見る成長し自信をつけたチームは
あの時とはすっかり見違えるチームに変貌した。
これまでの勝利で勢いがつき、今では決勝へ進めると信じているのだ。
ただ、スペインにも鬼門と言われた準々決勝を強豪イタリア相手に
PK戦で勝ち上がってきた勢いと運がある。
ここでロシアに負けるわけには行かないのだ。

 

さて、準決勝ではそれぞれどちらのチームに勝利の女神が微笑むのだろうか?

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