2009-11-18

房総便り VOL.1

1号が書いているように週末から房総に滞在中である。
何とも長閑な里山暮らし体験中なのだ。
この滞在の目的は「1ヶ月間貸別荘借りて、楽しく過ごすつもりですー。」的なものとは全く違い、
都心暮らしの長い我らが「東京を離れて果たして本当に田舎暮らしが出来るのかっ!」の
シュミレーションなのである。

 

たまに東京と行き来しなければならないが、1ヶ月間限定のこの体験で私達は何を思うのだろう…?

 

まずは初日。11月14日(土)

午後着。

オーナーさんに現地近くの農家レストランなどを案内して頂きながら、
勝浦から車で10分ほど山に向かった現地へ。

不動産サイトなどで以前から知っていた物件だが、中に入るのは初めて。
写真で見た印象より、全体的に広く感じる。
天井が高いせいか、窓から見える田園などの里山の風景のせいか…。

 

とは言え、自宅の半分以下の狭さに1号は耐えられるのだろうか?
ただ、この狭いという事以外はとても快適に過ごせそうだ。

 

滞在する場所は重要だ。それによって印象は大きく左右されてしまうだろう。
何しろ家で仕事をする我らにとっては、「家」は重要ポイントだ。

 

片づけをざっとして、外を見ると夕焼けが素晴らしい。
思わず1号を呼ぶ。
山越しに沈む夕陽に辺りは黄金色からピンク色に刻々と表情を変えていった。
東京の夕焼けより時間が長く感じるのは空が広いからかも知れない。

 

さて、夕方オーナーさんに教えて頂いた安くて美味しいスーパーにお買い物。
移動と片づけですっかり疲れてしまったので、すぐに食べられる物を物色。
うーーーーーっ、安い!!
お魚なんてピカピカしてる。お野菜も立派で値段は東京の半額以下。
色々目移りするけれど、明日は東京に一旦戻るので、今夜のお刺身の盛り合わせ等と明日の朝食のものだけを購入。
お刺身なんて恵比寿三越の三分の一…?もっと安いかもしれない…。
ちなみにワタシは自宅近所のスーパーなどでは絶対にお刺身は買わない。
能登出身のワタシの目にはどれもちっとも美味しそうには見えないからだ。
でもその辺は房総、流石である。活きの良いのは一目でわかる。
見た目でだけでなく、お味も大変美味しゅうございました。
そして、星も綺麗だぞ。

 

11月15日(日)

晴天なり。
午前中はのんびり。
近所の神社にお参りしたり、お散歩したり。
こんな所に住んだら公園になんて行く必要ないんだ。

 

ポーチは日当たりが良くて気持ちが良い。部長、そんなに眩しいのかっ!

 

田んぼの中に参道があり、石階段を上ると里山の上にぽっかりとお社が現れます。2軒先程の光景です。

 

お昼前に気になっていたお店に立ち寄る。
古民家を改装したパン屋さん「タルマーリー」。
靴を脱いで入るパン屋さんは初めてだ。
赤ちゃんもいてアットホームな雰囲気の中、玄米パンを購入。

 

その後、近くの「ブラウンズフィールド」内のカフェ
「ライステラスカフェ」でマクロビオティックのランチを頂く。
車麩とネギの串カツはサックサクで美味しい。お麩のフライは初めて。

 

「ブラウンズフィールド」とは、外房の田畑付きの古民家に移住した
料理研究家の中島デコさんという方がその場所を「ブラウンズフィールド」と名付け、
お米や野菜を育て、古民家スペースでワークショップやイベントなどを
開催したりしているコミューンのような場所だ。

 

あちこちで野菜を干したり、洗濯物を取り込んだり、若者たちがそれぞれに作業をしている。
ヤギも気持ちよさそうだし、合鴨農法用の鴨を池に誘導している可愛いご子息もいる。
あの子にとっては毎日が夏休みみたいにキラキラとしているんだろうなあ…。

 

「トイレの紙を流さない」とか「お皿の油汚れはボロ布で拭き取る」など、
エコの思想が徹底している。
そこまではまだ若輩者のワタシには無理かもしれないが、出来る事は見習っていこう。
暑い程のお天気で時間がゆっくり流れていた。

 

さて、今夜は一旦帰京。
気持ちが良かった房総だけど、家に帰るとちょっとホッとした。

 

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