今季も終了しちゃったね
チャンピオンズリーグ決勝では、昨年覇者マンチェスターユナイテッド相手に
徹底的に美しいフットボールで完勝したバルセロナ。
その内容は、近年稀に見る攻撃的フットボールの勝利だった。
例えフットボールファンでなくても、あの試合を見た者ならば、
フットボールの魅力に魅了されたに違いない。
序盤から開始10分までは、マンUペースかと思われた。
しかし、バルサは動じなかった。
今季から指揮を執った若き指揮官ジョゼップ・グアルディオラがもたらした自信は、
チームに確固たる落ち着きを与えていた。
対して、先制された後のマンUは、
昨年のCL覇者であり、3シーズン連続でプレミアリーグを制しているチームとは思えないほど、
動揺してしまった。
百戦錬磨のアレックス・ファーガソン監督をもってしてでも、
ハーフタイム以降もその雰囲気を変えることは出来なかった。
その差は一体何だったのだろう?
最終的にはメッシが2点目を決め、2-0でバルサの勝利だったが、
点数差以上の圧倒的な勝利だったと言ってもいいだろう。
こうしてバルセロナは、スペイン史上初、
チャンピオンズリーグ、国王杯、リーガと3冠を制し、 輝かしいシーズンに幕を閉じた。
今季を最後に歴史に名を残した名選手たちがピッチを去って行った。
25年間ミラン一筋 ミランの魂
パオロ・マルディーニ(40)元イタリア代表
父親も子供もミランで、親子3代ミランという稀有な存在。
あの美しい姿が見られないのは、本当に寂しい、、、。
インテル
ルイス・フィーゴ(36)元ポルトガル代表
2000-01シーズン、バルセロナから宿敵レアル・マドリードへ電撃移籍。
バルサのホーム、カンプ・ノウで行われたクラシコでは、
コーナーキックを蹴る際にスタンドからビンやペットボトルなどが投げ入れられ、
試合が中断されたのは今でも忘れられない。
セビージャ
ハビ・ナバーロ(35)元スペイン代表
32才で遅咲きのスペイン代表デビューを果たすも、その後は怪我との戦いだった。
バイエルン
ウィリー・サニョル(31)元フランス代表
あのジダンの引退試合となった、2006年W杯では、
全試合にフル出場し、母国フランスの準優勝に貢献。
元レアル・マドリード
トーマス・グラベセン(32)元デンマーク代表
マドリー時代は、一度見たら忘れられない風貌で人気者だった。
日本ではセルティック時代、中村俊輔のチームメイトとして知られている。
アストンヴィラ
マルティン・ラウルセン(31)元デンマーク代表
正直、ほとんど知らない、、、。
この他、まだ、現役続行するかは不明なのだが、、、、
ユベントス(退団は決定らしい)
パベル・ネドベド(36)元チェコ代表
我が家ではトッポジージョと言われていた。
2006-07シーズン、不正疑惑の為、セリエBへの降格処分となった名門ユーベ。
主力選手が次々とチームを去る中、デル・ピエロらと共にチームに残り、
1シーズンで再昇格させる活躍を見せた。
監督も変わり、選手も変わり、
そして、毎年変わらず、また新たなシーズンがやってくる。
何度経験しても、この時期は少しセンチメンタルな気分になってしまう、、、。